冬型の気圧配置で北風になったためか、寒いけれど空気は澄んで気持ちの良い一日。
今日は家の建て替えをするため神棚をしばらくの間動かすのでお祓いをして欲しいというご依頼でした。「おはらい」とは神主による祈祷一般を指す言葉としてよく使われています。厳密には神様が既にお入りであるので神棚自体をお祓いするのではなく、その前の神饌等をお祓いし、これから神棚を動かしますので云々と奉告するお祭り、ということになるのですが、神道における「祓へ(はらえ)」の概念が重要な要素であるということを何か直感的に理解されているようで、「神棚を動かすから神さんをお祓いする」でもあながち変には聞こえません。
そのお宅にあった宮形は五社づくりの大きなものでこの辺りの旧家にはまだまだ残っています。しかし今では新たにこの大きさの神棚を用意する人はほとんどおられないのではと思います。