産経抄平成19年5月9日の記事(H23年6月22日: リンク切れのようです。)
この文中に出てくる「ヒサカキ」はこの辺では「シャシャキ」と呼び、本物のサカキとは区別されています。私も初めて関東でこの「ヒサカキ」が神事に使われているのを見たときは驚いたものです。しかしその多くが中国からの輸入物ということは今まで知りませんでした。ヒサカキは葉がギザギザしているのですぐ区別が付きますがどちらもツバキ科の植物で、神主になりたての頃はサカキと間違えてツバキの葉を刈ってきたりしたことを思い出しました。
もともとは神事にはオガタマノキなどを用いていたようです。常緑の植物ということで、奄美大島ではガジュマルの枝を使うという話も聞いたことがあります。土地に応じて様々な植物が用いられるのは当然だと思いますが、それが輸入物となってしまうと寂しいですね。