神戸新聞|阪神・北摂|三田のため池、赤く 水生シダ植物の雑種大繁殖
三田市対中町のため池「横山東池」で、水生シダ植物の「オオアカウキクサ」類の雑種が繁殖している。池のほぼ全面が赤く覆われ、見慣れない風景が広がっている。
兵庫県立人と自然の博物館(三田市弥生が丘)の鈴木武研究員(46)によると、オオアカウキクサ類が国外で人工交配して作られた「アイオオアカウキクサ」(仮称)という。一九九〇年代に農業利用で国内に持ち込まれ、その後広まったという。
横山東池のアイオオアカウキクサは、五月ごろに確認された。野鳥の足に付着するなどして広がったとみられる。水温に比べ、日光が強いと赤くなる性質があり、冬場は特にその傾向が強くなる。二年前には、向かいの横山西池でも大発生したが、一年ほどで消滅したという。
繁殖力は旺盛だが、突然姿を消すこともあるといい、生態は不明な点も多い。植物自体に毒性はないが、池の表面を覆って光を遮るため、水中の魚が酸欠に陥るなどの影響を与える恐れがある。
鈴木研究員は「在来種のオオアカウキクサは絶滅危惧(きぐ)種。きちんと区別をして、在来種は保護する必要がある」と指摘している。(横田良平)
今日たまたまここを通って気になっていたところ、ちょうど目にしたニュースなので。
写真では赤ワインのような鮮やかな色ですが、実際はテニスのクレーコートや赤レンガを思わせる色合いで、ごわごわして分厚そうに見えます。まるで上を歩けそうな感じで、そう思った誰かの仕業でしょうか、上にペットボトルの空き容器がいくつか投げ込まれていました。表面に穴を開けることもなく、そのまま上に乗っかっていました。